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演奏会、講習会など

■講師

伊左治 道生

■古楽レクチャー&レッスン【基礎として:知識と演奏を繋げる】■

私がバロック音楽や、ヴァイオリンを演奏する際、【基礎】に考えている内容をレクチャーにまとめました。

1度、レクチャーをお聞きいただき、その後、内容と関係のある曲をレッスン=実践していきます。

例えば漢字の「木」を知っていれば、「林」、「森」などに発展していきます。
「教」など、少し複雑な漢字になっても、『左半分が「土」「ノ」「子」で出来ている』と分類できる【考え方・知識】、
それを理解して書ける=【演奏】できることが大切です。

音楽や習慣を分かりやすく説明して、【知識と演奏を繋げていく】ことを目指しています。

バロック音楽をこれから学び始める方には、最初から順番に受講することをお勧めしています。

既に知識やご経験のある方や、ヴァイオリン以外の楽器を演奏される方は
興味あるレクチャーの抜粋受講も可能です。
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レクチャーⅠ<基礎:楽器、弓の持ち方、メッサ・ディ・ボーチェの意識と練習>

①バロック時代とヴァイオリン
②楽器と弓をどのように持つか
③メッサ・ディ・ボーチェの意識と練習
④アーティキュレーションの分類と練習

※レクチャー内容をコレッリ(1653~1713)作曲 のTrio sonata op.2-1で実践します。(レッスン回数:約1~2回)
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レクチャーⅡ<初期イタリア・バロック「不協和音~モンテヴェルディの第二作法から~」>

音楽史上、16世紀末から17世紀初頭のイタリアでは、ルネサンスからバロックへの大きな転換期がありました。

イタリアでは作曲家クラウディオ・モンテヴェルディ(1567~1643)の
「第2作法(セコンダ・プラティカ)」により、新たな観点が開かれます。

では、モンテヴェルディの第2作法とは何か?
説明と合わせて実際に音源を聴き
実感を得ながら不協和音などについて考えてみようと思います。

バロック音楽において、不協和音はとても大きな存在です。
彼の作曲姿勢、その音楽観を体感してみましょう。

※レクチャー内容をチプリアーノ・デ・ローレ(?~1565)作曲の“Ancor che col partire”で実践します。(レッスン回数:約1~2回)
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レクチャーⅢ <装飾 ~初期バロックからコレッリに向けて~>

初期バロック時代にヴィルジリアーノ(生没年不詳)が書いた規則を読み、
どのように装飾をいれていくのか。
初期からコレッリの時代に向かって、装飾がどのように変わっていくのか。
「まずは簡単なことから始めてみよう!」がテーマです。

※レクチャー内容をチプリアーノ・デ・ローレ作曲“Ancor che col partire”のR.ロニョーニ(約1550~1620)による装飾を通して実践します。 (レッスン回数:約1~2回)

その後、コレッリ作曲のViolin sonata op.5-2 1&4楽章.を通して、
初期、後期の装飾の違いを実践します。(レッスン回数:約1~2回)
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レクチャーⅣ<バロック期のフランス音楽~その特異性について>

バロック時代のフランスは、ルイ13~15世の統治のもと
パリを中心にして政治や知的活動が集約されていました。
このような環境下で、フランス音楽は他国とは大きく異なる特色を持つことになります。

譜例や音源を参考に、フランスの内情や
独自の音楽様式、リズム、フランス式装飾、その実践などについてお話します。

※レクチャー内容をクープラン(1668~1733)作曲の“Concerts royaux”より、
No.2のPrelude、No.1のSarabande、Gavotte、Menuetを通して実践します。 
(レッスン回数:約2~4回)
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レクチャーⅤ <タルティーニのヴァイオリン教本より> 

後期バロック時代の作曲家・ヴァイオリニストである
ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)の教えをまとめた
「ヴァイオリン教本 Regole per arrivare a saper ben suonar il Violino」から、
内容を抜粋してご紹介します。

※レクチャー内容をテレマン(1681-1767)作曲のSonate Metodiche no.11 1&2 mov.を通して実践します。 
(レッスン回数:約1~2回)

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